16・石灰窒素肥料
石灰と窒素が多く含まれた肥料です。
元肥として使用されます。
肥料成分は窒素、リン、カリウムです。
石灰の成分のカルシウムシアナミドは土中水分と反応して
毒性のあるシアナミドができます。
これが土中微生物により10日程で
無害なアンモニア性窒素に分解されます。
無害な土になってから植物を植えるようにします。
肥料としての効果は分解されてから効果を発揮するため、
効果は遅いです。
なので分解を早めるため
有機質肥料と混ぜて発酵させてから使用される事が多いです。
シアナミドの毒性は農薬としても効果があり、
線虫、稲に害を与える水田のザリガニの防除に使用されます。
時間が経つと無害なアンモニア窒素に分解されるため、
土中に毒がたまる事はありません。