2・肥油粕(あぶらかす)肥料
菜種から油を採った菜種粕(なたねかす)が多いです。
他に綿の種から油を採った綿実粕(めんじつかす)、
茶実から油を採った茶実粕(ちゃじつかす)、
大豆の実から油を採った大豆粕(豆粕)などがあります。
かつては、胡麻や荏胡麻の実から採ったものも用いられました。
菜種油粕の肥料成分は
窒素5%程度、リン酸2%程度、カリ1%程度を含有しており、
良質な肥料として使用されています。
但し、肥料としての効果は分解されてから効果を発揮するため、
効果の発現はゆっくりです。
このため他の有機質肥料と混ぜて発酵させてから用いたり、
水を加えて発酵させてから液肥にすることも多いです。
油粕肥料はキャベツ、白菜などの
葉物野菜が大きくなる効果があります。